平家落人伝説のある滝 島根県美郷町にある遊那の滝 そして、遊那の墓

遊那(ゆうな)の滝 

 

この滝との出逢い、偶然の出逢いでした・・・いや、導かれたのでしょうか?

 

美郷町にある旧魚切旅館で友人と、『滝の散策とコーヒー』のイベントを行おうと、

魚切旅館の上流にある『魚切りの滝』の下見に行きました。

しかし、倒木により、滝の景観が損なわれていて、滝の散策は諦めざるを得なかったのですが、

『魚切りの滝』の上流に、以前から気になっていた沢があり、

「滝の散策が無理なら、沢登りに変更しよう」

と、沢を登ってみたところ、滝に出逢い、その滝の名が『遊那の滝』でした。

 

平家落人伝説は各地にありますが、

平家落人である平教経の妻、『遊那』が滝の水を産湯に使ったことから、『遊那の滝』と呼ばれているそうです。

 

さらに調べたところ、

美郷町のお隣、飯南町の程原には、『遊那』とその息子・入道、さらに、『遊那』が逃げる時にお供した8人の塚があることがわかりました。

そして、『遊那』の名については・・・

 

壇ノ浦の戦いで破れた平家、平教経には身篭った妻がいて、中国山脈を越えて、程原の地にたどり着き、

その際、住人が、「誰にも言うな」と匿ったことから、『ゆうな』と呼ばれるようになった、と、

魚切旅館のご主人にお話を聞くと共に、前代が残された資料も見せていただきました。

 

『遊那の滝』から、上流に遡上すると、程原の谷間に出る、と程原の方にもお聞きしました。

真意はともあれ、この滝を平家の落人である姫・遊那が、目にした滝であることと信じ、

埋もれかけていたこの滝を地域のお宝として、今後も紹介していきたい、と考えています。

 

 

 

 

この川を渡った先に沢があります。

 

島根 滝 美郷町 遊那の滝

 

オオサンショウオにびっくり!!自然の中で見たのは初めて・・・触ってはいけないので、刺激しないように沢を登ります。

 

島根 滝 美郷町 遊那の滝

 

苔の生え方、綺麗な水、大好きな沢です。

 

島根 滝 美郷町 遊那の滝

 

大きな岩が続きます。ここを、8人のお供と共に、身篭った遊那が登ったのでしょうか?

 

島根 滝 美郷町 遊那の滝

 

奥に見えるのが、遊那の滝です。

 

島根 滝 美郷町 遊那の滝

 

撮影し、画像を見て初めて気づきましたが・・・滝つぼに近い場所、お地蔵さんにも見える・・・

 

島根 滝 美郷町 遊那の滝

 

滝つぼ、深くはありません・・・インスタ用に撮影

 

島根 滝 美郷町 遊那の滝

 

遊那の滝の滝口

 

島根 滝 美郷町 遊那の滝

 

遊那の滝の上流は、大きな岩が続きます。

 

島根 滝 美郷町 遊那の滝

 

『遊那の滝』の上流にある滝 『高甲田川の滝 』と言うらしいです。

 

島根 滝 美郷町 遊那の滝

 

『高甲田川の滝 』の滝口


島根 滝 美郷町 遊那の滝

 

高甲田川の滝の上流 斜面を登ることは難しい。

 

島根 滝 美郷町 遊那の滝

 

この先は、自分にとっては未踏の地。

800年以上の時を経て、遊那の軌跡を辿る予定ですが・・・無理はせず、片道1時間半、と決めて、遡上してみます。

 

島根 滝 美郷町 遊那の滝

 

飯南町程原にある『入道神社』

遊那の墓とその息子、入道の墓があります。

元々別々の山にあったそうですが、程原の方にお聞きしたところ、

遊那の墓、入道の墓、お供した8人の塚は、一直線上にあったそうです。

 

島根 滝 美郷町 遊那の滝

 

魚切旅館のご主人に見せて頂いた、先代が書かれた『遊那の滝』についての説明。

 

島根 滝 美郷町 遊那の滝

 

遊那の滝と出逢った帰り、斜面でみつけた炭焼き釜の跡と、おそらく、かんな流しの跡?

 

島根 滝 美郷町 遊那の滝

 

 

インスタグラムを始めなければ、滝巡りをすることはなかった・・・

美郷町でイベントを行おうとしなければ、『遊那の滝』に出逢うことはなかった・・・

遊那について調べるうちに、何も知らずに、資料でもあれば、と訪ねた場所で、お会いした方が、遊那の末裔の方でした。

 

偶然の巡り合わせ?

 

この埋もれかけた地域のお宝を残して、そして、伝説を語り継いで行きたい、と思います。